お一人様ひとりさまでの食事しょくじが増加ぞうか、若年層じゃくねんそうが流行りゅうこうを後押あとおし　「ご褒美ほうび」の側面そくめんも

米国べいこくで、一人ひとりで飲食店いんしょくてんに入はいり食事しょくじをする人ひとが増ふえている。一人暮ひとりぐらしをする人ひとの割合わりあいがこれまでになく多おおくなり、飲食店いんしょくてんで一人ひとりで食事しょくじをすることに対たいする忌避感きひかんも薄うすれつつあることが背景はいけいにありそうだ。

インターネットで飲食店いんしょくてんの予約よやくができるサービスなどを提供ていきょうしている「オープンテーブル」によれば、着席ちゃくせきする飲食店いんしょくてんでの一人ひとりでの利用りようは、ネットでの予約よやくが２０２４年ねん５月がつ３１日にちまでの１年間ねんかんで前年同期比ぜんねんどうきひ８％増加ぞうかした。オープンテーブルが６月がつに２０００人にんの消費者しょうひしゃを対象たいしょうに実施じっししたオンラインでの調査ちょうさによれば、回答者かいとうしゃのうち６０％が過去かこ１年ねんの間あいだに一人ひとりで食事しょくじをしたことがあり、そのうちＺ世代せだいとミレニアル世代せだいが６８％を占しめた。

一人ひとりでの食事しょくじを好このむ人ひとの一部いちぶは自宅じたくで調理ちょうりや洗あらい物ものをしなくて済すむので都合つごうがいいためだ。そのほか、新あたらしい飲食店いんしょくてんを試ためす方法ほうほうとして積極的せっきょくてきに一人ひとりでの食事しょくじを求もとめる人ひともいる。さまざまな調査ちょうさや飲食店いんしょくてんのオーナー、業界ぎょうかいの専門家せんもんかによれば、一人ひとりでの食事しょくじが増ふえている背景はいけいにはＺ世代せだいとミレニアル世代せだいの存在そんざいがある。ＳＮＳによって一人ひとりで食事しょくじをとるのに適てきした飲食店いんしょくてんを探さがすのが簡単かんたんになったほか、人口動態じんこうどうたいの変化へんかもこうした傾向けいこうを後押あとおししている。

専門家せんもんかによれば、平日へいじつの一人ひとりでの昼食ちゅうしょくや手軽てがるな夕食ゆうしょくを提供ていきょうする「チポトレ」や「スイートグリーン」といったファストカジュアルな飲食店いんしょくてんの成長せいちょうも一部いちぶの人ひとたちを後押あとおしし、昼食ちゅうしょくや夕食時ゆうしょくじにテーブルやバーに座すわることが快適かいてきに感かんじられるようになっている。