日本新闻: 量子コンピューター大阪大学と富士通“新たな計算方式考案”

量子りょうしコンピューター大阪おおさか大学だいがくと富士ふじ通どおり“新あらたな計算けいさん方式ほうしき考案こうあん”

Sep 9, 2024 05:09

Furigana

次世代じせだいのコンピューターとして期待きたいされている量子りょうしコンピューターについて、大阪おおさか大学だいがくと富士通ふじつうは、実用じつよう化かにつながる新あらたな計算けいさん方式ほうしきを考案こうあんしたと発表はっぴょうしました。

この方式ほうしきを用もちいればこれまで考かんがえられていたより小ちいさな計算けいさん機きで従来じゅうらいのスーパーコンピューターを上回うわまわる計算けいさんができる可能かのう性せいがあるということで、実用じつよう化かを早はやめる成果せいかとして注目ちゅうもくされます。

実用じつよう化かへ向むけた研究けんきゅう開発かいはつが進すすむ量子りょうしコンピューターは、桁違けたちがいに高たかい計算けいさん能力のうりょくを持もつとされていますが、性能せいのうを高たかめるには頭脳ずのうにあたる「量子りょうしビット」を大だい規模きぼ化かする必要ひつようがあり、開発かいはつの課題かだいとなっています。

大阪おおさか大学だいがくと富士通ふじつうのチームは、新あらたに考案こうあんした計算けいさん方式ほうしきを用もちいることで「量子りょうしビット」を従来じゅうらいほど大だい規模きぼ化かしなくてもスーパーコンピューターを上回うわまわる実用じつよう的てきな計算けいさんができる可能かのう性せいがあると発表はっぴょうしました。

具体ぐたい的てきには従来じゅうらいの方式ほうしきで考かんがえられていた100万まん量子りょうしビットより1桁けた以上いじょう小ちいさい6万まん量子りょうしビットまで小型こがた化かできるとしていて、これを「超ちょう伝導でんどう体たい」と呼よばれる材料ざいりょうの解析かいせきに当あてはめたところ、スーパーコンピューターがおよそ5年ねんかかる計算けいさんをわずか10時間じかんほどで行おこなえると見積みつもられたということです。