業務用の小麦粉の値上げが相次いでいます。政府の売り渡し価格の引き上げに伴うもので、パンや麺類の値上がりにつながる可能性があります。
ニップンと昭和産業は15日、12月20日以降に納品される食品メーカーや製麺業者向けの小麦粉の値上げを相次いで発表しました。
値上げ幅はパンなどに使うものは25キログラムあたり315円、うどんや菓子に使うものは25キログラムあたり、ニップンで340円、昭和産業で345円などとなります。
両社とも政府が民間に売り渡す輸入小麦の価格が19%引き上げられたことに伴う対応だとしています。
輸入小麦は中国の買い付け拡大や天候不順による不作を背景に価格の上昇が続いていて、業界最大手の日清製粉も14日に値上げを発表しています。