このイベントは、台湾でスタートアップ企業の支援をしている団体が17日と18日の2日間都内で開いているもので、台湾と日本の企業およそ100社が参加しています。
17日の開会式では、台湾の国家発展委員会の劉鏡清主任委員が「台湾は『AIの島』として科学技術を発展させていく。それによって台湾が世界から注目されるようにしたい」などと述べ、日本との連携強化を呼びかけました。
続いて、台湾の投資家らによるパネルディスカッションが行われ、台湾と日本のスタートアップ企業がそれぞれの強みをいかして連携すれば、世界のマーケットで挑戦できるなどといった意見が出されました。
主催団体によりますと、台湾では、市場規模は大きいものの政治的な緊張関係が続く中国でのビジネスをリスクだと考える経営者も多く、海外に事業を展開するために日本への進出を目指すスタートアップ企業が増えているということです。
この団体では、18日、都内に窓口となるオフィスを開設し、台湾のスタートアップ企業の日本進出を加速させたい考えです。
AIを活用した翻訳システムを開発している台湾企業の担当者は「日本は人口が多く、マーケットも大きい。中国では法律が急に変わることもあるが、日本は安心してビジネスをすることができる」などと話していました。