オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州の丘陵地帯、ハンターバレーで先日、スマートフォンを拾おうとした女性(23)が岩の間に落ち、逆さ姿勢でのまま7時間にわたってはさまれた。女性は無事に救出された。
州救急当局がSNSに投稿した写真では、女性の足の裏だけが見える。
女性は今月12日、友人らとハンターバレーの町、ラグナの私有地を歩いている時に、スマホを落とした。
拾おうとして、2つの大岩の間の深さ3メートルのすき間に頭から落下。友人らは引き上げようと1時間ほど試みたが、あきらめて助けを呼んだ。
州警察によると、救急当局が通報を受けたのは午前9時半ごろ。警察、救急、消防当局者とボランティアのチームが7時間、救助作業を続けた。
岩をどけて安全な通り道を確保し、足場を組んで女性を助け出そうとした。S字型に曲がった狭いすき間から脱出させる段階に、1時間以上かかったという。重さ500キロの岩が機械で取り除かれ、午後4時半ごろになって女性が解放された。
女性は奇跡的にすり傷や打撲の軽傷で済んだが、スマホは岩の間に残ったままだという。