ピザとともに薬物を販売したドイツのあるピザ店が警察に捕まった。
23日(現地時間)、英BBCなどによると、ノルトライン=ヴェストファーレン州デュッセルドルフ警察は、ピザを注文した客にコカインを提供したあるピザ店を急襲したと21日、明らかにした。
警察によると、該当店は「40番」メニューを注文した顧客にサイドメニューとしてコカインを提供した。40番メニューは店で最もよく売れたメニューだったと警察は説明した。
これに先立って3月、該当店に対する薬物関連の情報提供を受けた警察は薬物取り締まり班を投入し店を監視し始めた。
その後、警察は店主のA氏を逮捕した。当時、A氏は警察が自身のマンションに訪ねてきてドアを叩くと薬物でいっぱいになったカバンを窓の外に投げたが、カバンは窓の外に立っていた警察の前に落ちた。警察はA氏のマンションでコカイン1.6キロや大麻400グラム、現金26万8000ユーロ(約4400万円)などを発見した。
A氏は前科がないという理由で逮捕されて2日後に釈放され、再び40番ピザを販売した。
これを受け、警察は薬物の供給網を追跡することができた。数週間後、警察約150人は薬物組織員の自宅と事務室などを家宅捜索し、22歳の男性を含む薬物組織の総責任者3人を逮捕した。この過程で警察は大麻農場を急襲したが、該当農場ではそれぞれ大麻300本と60本が発見された。
A氏は海外に逃避しようと出国を試みたが、再び逮捕され、現在拘禁されている。警察は該当店の名前とピザ価格など具体的な情報は公開していない。