“ロシア側が水力発電所のダムを破壊” ウクライナ軍発表 - Easy News

ウクライナ軍ぐんは6日にち、南部なんぶヘルソン州しゅうのドニプロ川がわにある水力すいりょく発電はつでん所しょのダムがロシア側がわによって破壊はかいされたと発表はっぴょうしました。大量たいりょうの水みずが下流かりゅうに流ながれ、住民じゅうみんが避難ひなんしているということで、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうはロシアを強つよく非難ひなんしました。

ウクライナ軍ぐんは6日にち、南部なんぶヘルソン州しゅうのドニプロ川がわにあるカホウカ水力すいりょく発電はつでん所しょのダムがロシア側がわによって破壊はかいされたと発表はっぴょうしました。

地元じもとの知事ちじは、大量たいりょうの水みずが下流かりゅうに流ながれ、住民じゅうみんが避難ひなんしているとしています。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうがSNSに投稿とうこうした動画どうがでは、ダムの水みずが勢いきおいよく流れ出ながれでる様子ようすが確認かくにんできます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは緊急きんきゅうの国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎを開ひらくとしたうえで「ロシアはテロリストだ。ウクライナのすべての土地とちから追放ついほうされるべきだ」と述のべ、ロシア側がわが破壊はかいしたとして強つよく非難ひなんしました。

一方いっぽう、ロシア側がわの地元じもと幹部かんぶは国営こくえい通信つうしん社しゃに「砲撃ほうげきにより破壊はかいされた。最悪さいあくの事態じたいに備そなえている」と述のべ、ウクライナ側がわによる攻撃こうげきだとしています。

カホウカダムとは

ロイター通信ろいた-つうしんによりますと、カホウカダムはウクライナ南部なんぶのヘルソン州しゅうを流ながれるドニプロ川がわに1956年ねん、建設けんせつされました。

高たかさはおよそ30メートルで主おもに水力すいりょく発電はつでん用ようとして使つかわれてきました。

また、2014年ねんにロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうしたクリミアに水みずを供給きょうきゅうしているほか、ロシアが占拠せんきょしているザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょにも冷却れいきゃく水すいを供給きょうきゅうしているということです。

このダムをめぐっては、去年きょねん11月つきにも爆発ばくはつが起おき、当時とうじ、ロシア側がわはウクライナ軍ぐんによる攻撃こうげきだと主張しゅちょうしていました。

IAEA「状況じょうきょうを注視ちゅうし安全あんぜん性せいに対にたいする当面とうめんのリスクはない」

IAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんは、6日にち、SNSに「IAEAはカホウカダムの損傷そんしょうの報道ほうどうを把握はあくしている。ザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょにいるIAEAの専門せんもん家かが状況じょうきょうを注視ちゅうししている。原発げんぱつの安全あんぜん性せいに対にたいする当面とうめんのリスクはない」と投稿とうこうし、現時点げんじてんでは原発げんぱつの安全あんぜんへの影響えいきょうはないとしています。