男性の
死亡について
富山労働基準監督署は
先月、
現場責任者としての
長時間労働や
ストレスが
原因だとして
労災と
認定しました。
遺族は6日、「業務の管理を怠り再雇用したあとも強い心身の負荷が生じることが明らかな過重な業務に従事させ死亡させた」などとして、会社におよそ7300万円の損害賠償を求める訴えを富山地方裁判所に起こしました。
厚生労働省によりますと消化器系の病気が労災と認められるケースは極めて少ないということで、記者会見した原告の代理人の松丸正弁護士は「国が定める過労死の基準には消化器系の病気は定められていない。今回の労災認定や訴訟をきっかけに消化器系の病気についても過労死の認定基準を大きく広げてほしい」と話しました。
北陸電気工事 提訴についてコメント
提訴について、「
北陸電気工事」はNHKの
取材に対し「
訴状が
届いてから
内容を
確認して
判断します」と
話しています。
また、男性が労災認定を受けたことについてはコメントで「事実を大変重く受け止めております。亡くなられた従業員のご冥福を深くお祈り申し上げます。再び同様のことを起こさないよう、今後も健康経営の推進に努めてまいります」としています。