9900万年前の琥珀(こはく)から見つかり、当初は世界最小の恐竜のものとみられていた頭がい骨について、実は先史時代の「奇妙な」トカゲのものだったとする論文が新たに発表されました。
2020年3月の論文では琥珀内の頭がい骨について、「オクルデンタビス・カウングラアエ」という学名の恐竜のものだとしていたものの、この論文は後に撤回されました。
より保存状態の良い今回の琥珀には、頭がい骨を含むトカゲの骨格やうろこ、軟部組織が含まれていました。発見場所はオクルデンタビスの最初の標本と同じくミャンマー国内の琥珀の産地で、年代はどちらの琥珀も9900万年前にさかのぼります。