群馬県の
草津白根山の
噴火後、
草津温泉では
旅館やホテルの
宿泊予約がおよそ
5500件キャンセルされ、
損失は
3億円近くに
上ることが
旅館協同組合の
調査でわかりました。
組合では、
温泉街は
噴火口から
離れた
場所にあるとして、
引き続き
安全性の
PRに
努めることにしています。
草津白根山の
噴火のあと、
地元の
草津温泉旅館協同組合は、
加盟する
100余りの
旅館やホテルを
対象に、
宿泊予約のキャンセルがどの
程度あったかアンケート
調査を
行いました。
その結果、噴火が発生した今月23日から26日までの3日間で、団体と個人で合わせておよそ5500件、2万人分余りの宿泊予約のキャンセルがあったことがわかりました。組合では、キャンセルによる損失は3億円近くに上ると試算しています。
ただ、件数の推移を見てみると噴火した日から翌日の24日にかけては1日で3900件余りに上ったのに対し、24日から26日は2日間で合わせて1500件余りに減っています。
草津温泉旅館協同組合の黒岩裕喜男理事長は「草津温泉は安全だと情報発信を続けた効果が出てきたと思う。引き続き、山の状況の変化を見ながら安全性をPRしていきたい」と話しています。