元横綱・
日馬富士による
傷害事件への
対応をめぐって、
今月、
日本相撲協会の
評議員会から
理事を
解任された
貴乃花親方が、
来月行われる
相撲協会の
理事候補選挙に
立候補することがわかりました。
貴乃花親方は、
去年10月の
巡業中に
起きた
弟子の
貴ノ
岩に対する
元横綱・
日馬富士による
傷害事件をめぐって、
警察に
被害届を
出しながら
相撲協会に
事案を
報告せず、
その後の
調査にも
協力してこなかったとして、
今月、
評議員会の
決議で
理事を
解任されていました。
一方で、来月行われる次の理事候補を決める選挙には立候補できることから、貴乃花親方の対応が注目されていました。
貴乃花親方が率いる貴乃花一門は30日、会合を開き、理事候補選挙への対応を話し合いました。関係者によりますと、この会合で貴乃花親方が理事候補選挙に立候補することが決まったということです。また同じ一門から阿武松親方も立候補することになったということです。
理事候補選挙は来月1日に立候補の届け出が行われ、立候補者が定員の10を超えた場合は、翌2日にすべての親方による投票が行われます。貴乃花親方と阿武松親方を合わせて、これまでに11人が立候補することになり、理事候補選挙は投票が行われる見通しです。
この選挙で当選した親方は、理事候補として理事選任の権限を持つ評議員会に推薦されます。推薦された理事を承認するかどうかを決める評議員会は3月に開かれる予定で、貴乃花親方が当選して推薦された場合、選任の権限を持つ評議員会がどのような判断をするのかが注目されます。