日にち印しるし首脳しゅのう会談かいだん 岸田きしだ首相しゅしょう「力ちからによる現状げんじょう変更へんこうは許ゆるさないと確認かくにん」

両りょう首脳しゅのうの記者きしゃ発表はっぴょうは日本にっぽん時間じかんの19日にち午後ごご11時じすぎから行おこなわれました。

この中なかで、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「世界せかいはいま国際こくさい秩序ちつじょの根幹こんかんを揺ゆるがす事態じたいに直面ちょくめんしており、こうした状況じょうきょうだからこそ、民主みんしゅ主義しゅぎや法ほうの支配しはいなど基本きほん的てきな価値かちを共有きょうゆうする日本にっぽんとインドが『自由じゆうで開ひらかれたインド太平洋たいへいよう』の実現じつげんに向むけて緊密きんみつに連携れんけいしていく重要じゅうよう性せいは格段かくだんに増ましている」と述のべました。

そのうえで、ウクライナ情勢じょうせいについて「少しょう人数にんずうの場ばで時間じかんをかけて突っ込つっこんだやりとりを行おこなった。ロシアによる侵略しんりゃくは、国際こくさい秩序ちつじょの根幹こんかんを揺ゆるがす深刻しんこくな事態じたいで、きぜんと対応たいおうすることが必要ひつようだという考かんがえを改あらためてモディ首相しゅしょうに伝つたえた」と述のべました。

そして「モディ首相しゅしょうとの間まで力ちからによる一方いっぽう的てきな現状げんじょう変更へんこうはいかなる地域ちいきにおいても許ゆるしてはならないこと、国際こくさい法ほうに基もとづき紛争ふんそうの平和へいわ的てき解決かいけつを求もとめる必要ひつようがあること、『自由じゆうで開ひらかれたインド太平洋たいへいよう』の実現じつげんに向むけ、取り組とりくみを一層いっそう推進すいしんしていくことが重要じゅうようだと確認かくにんした」と述のべました。

また、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「インドと連携れんけいし、戦闘せんとうの即時そくじ停止ていしと対話たいわによる事態じたいの打開だかいに向むけた働はたらきかけやウクライナや周辺しゅうへん国こくに人道じんどう支援しえんを行おこなっていくことを進すすめていきたい。わが国わがくにもすでにウクライナや周辺しゅうへん国こくに1億おくドルの緊急きんきゅう人道じんどう支援しえんを決定けっていしているが、さらなる追加ついか支援しえんを行おこなう」と述のべました。

さらに「東シナ海ひがししなかいや南シナ海みなみしなかいにおける力ちからによる一方いっぽう的てきな現状げんじょう変更へんこうの試こころみや、経済けいざい的てき威圧いあつについても強つよく反対はんたいしていくことで一致いっちした。北朝鮮きたちょうせんを含ふくむ地域ちいき情勢じょうせいについても連携れんけいを確認かくにんし、拉致らち問題もんだいについて引き続ひきつづき理解りかいと協力きょうりょくを求もとめ、モディ首相しゅしょうからも支持しじをいただいた」と述のべました。

一方いっぽう、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「私わたしの進すすめる『新あたらしい資本しほん主義しゅぎ』においてもインドは重要じゅうようなパートナーだ。今後こんご5年間ねんかんで、対たいインド投資とうし5兆ちょう円えんの目標もくひょうを掲かかげることで一致いっちした。産業さんぎょう競争きょうそう力りょくパートナーシップなどを通つうじ、可能かのう性せいを秘ひめた日本にっぽんとインドの経済けいざい関係かんけいをさらに発展はってんさせる」と述のべました。

岸田きしだ首相しゅしょう「外務がいむ・防衛ぼうえいの閣僚かくりょう協議きょうぎ 早期そうき開催かいさいを確認かくにん」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「ウクライナ情勢じょうせいを受うけて、新あらたな国際こくさい秩序ちつじょの枠組わくぐみを求もとめる声こえが高たかまる中なか、国連こくれん安保理あんぽり改革かいかくに向むけ、G4＝ドイツ、ブラジル、インドの4か国かこくも活用かつようしながらともにモメンタムを作り上つくりあげていくことを確認かくにんした」と述のべました。

また「核兵器かくへいきのない世界せかいに向むけた国際こくさい的てきな取り組とりくみをリードする決意けついを伝つたえ、インドとも対話たいわを続つづけていくことで一致いっちした」と述のべました。

さらに「安全あんぜん保障ほしょう分野ぶんやでは日本にっぽんとインドの連携れんけい強化きょうかに加くわえ、多国たこく間かんでの連携れんけいも活発かっぱつ化かしていることを歓迎かんげいした。具体ぐたい的てきな協力きょうりょくの積み上つみあげの上うえに第だい2回かいの日ひ印しるしの外務がいむ・防衛ぼうえいの閣僚かくりょう協議きょうぎ、2プラス2を早期そうきに開催かいさいすることを確認かくにんした」と述のべました。