カンボジアがASEAN=東南アジア諸国連合のことしの議長国を務めていることも踏まえ、ウクライナ情勢をめぐる国際社会の連携の重要性を確認したものとみられます。
岸田総理大臣は、首都プノンペンの首相府で、日本時間の今夜7時半すぎからおよそ2時間フン・セン首相との首脳会談を行いました。
会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、両首脳は、カンボジアがASEANのことしの議長国を務めるとともに、先に国連総会で行われたロシアに対する非難決議の共同提案国でもあることを踏まえ、ウクライナ情勢をめぐる国際社会の連携の重要性を確認したものとみられます。
また、両首脳は、日本が国連のPKO=平和維持活動の一環としてカンボジアに自衛隊を派遣してからことしで30年になることを踏まえ、地域情勢や国際貢献のあり方などをめぐって意見を交わしたほか、インフラやデジタルなどの分野で支援や協力を確認したものとみられます。