宮原選手は、京都府出身の24歳。
幼いころから競技をはじめ、多くのトップスケーターを育てた濱田美栄コーチなどに指導を受けました。
表現力の高さに加え、安定した滑りで5種類の3回転ジャンプをこなし、ミスを最小限に抑えた演技で日本のトップ選手として活躍しました。
2014年の全日本選手権で初優勝すると、2015年の世界選手権では初めての出場で銀メダルを獲得。
その年のグランプリファイナルでも銀メダルに輝きました。
2017年の全日本選手権で浅田真央さん以来となる大会4連覇を達成してピョンチャンオリンピックの代表に選出され、本番では日本選手で最高となる4位に入りました。
しかし、2大会連続のオリンピック出場を目指した去年の全日本選手権では、ジャンプで転倒するなどのミスで本来の安定感のある滑りができず、代表選出はなりませんでした。
宮原選手は24歳の誕生日の26日、自身のブログで「今シーズン、スケート人生で一番、自分と向き合い、毎日を大切に過ごしてまいりました。これまで以上にもうこれ以上はできないと納得いくまで練習し、試合に臨んだシーズンでした。私の中で悔いなくやりきったという気持ちでいっぱいです」とつづり現役を引退することを明らかにしました。
今後については、「夢はたくさんありますが、まずはプロスケーターとして自分のスケートを極め、新境地を開いていけるようこれまでの経験を生かしてがんばっていきたい」としています。