震度6
強を
観測した
地震により
東北新幹線が
走行中に
脱線した
事故で、レールに
戻した
車両を
現場から
最寄りの
駅に
移動させる
作業が
始まりました。
東北新幹線は、今月16日の地震で宮城県白石市内を走行中の17両編成の下り列車が脱線し、乗客4人がけがをしました。
現場では、今月20日から脱線した16両の車両をレールに戻す作業が行われていて、27日からおよそ2キロ離れた白石蔵王駅に移動させる作業が始まりました。
仙台方面に向かって先頭の車両と2両目の車両がけん引するための作業車に連結されて引っ張られながらゆっくりと進み、20分ほどかけて駅に到着しました。
JR東日本によりますと、今後、脱線した車両をレールに戻す作業は、ジャッキに加えクレーンも使って行われ、今週末の来月2日ごろには、すべての車両を現場から移動させられるということです。
そして、レールなどの復旧状況をみながら宮城県利府町にある、新幹線総合車両センターに運ぶ予定だということです。
東北新幹線は福島県の郡山駅と岩手県の一ノ関駅の間が現在も不通となっていて、JR東日本は来月20日前後の全線での運転再開を目指しています。