イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」がサウジアラビアの石油施設を攻撃しました。
サウジアラビア西部ジッダで25日、国営石油会社「サウジアラムコ」の石油施設が攻撃を受け、火災によりタンク2基が損傷しましたがけが人はいないということです。
隣国イエメンの内戦でサウジの連合軍と対立するイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」の報道官はジッダへのミサイル攻撃のほか、首都リヤドなどへも無人機で攻撃したと主張しています。
ロイター通信によりますとサウジの連合軍は26日、フーシ派が支配するイエメンの首都サヌアと西部の港湾都市ホデイダに空爆を行ったということです。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響で原油価格が高騰するなか、サウジのエネルギー省は「世界市場の需要に応える能力に影響を与えかねない」としてフーシ派による攻撃を非難しました。