「デジタル通貨」は硬貨や紙のお金の代わりにスマートフォンなどで使うことができるお金です。デジタル通貨を利用して、役所が市民に早くお金を渡すための実験がありました。銀行など70ぐらいの会社が宮城県気仙沼市と福島県会津若松市で実験しました。
気仙沼市では、子どもがいる家庭に特別にお金を渡しました。市民の役をする職員はスマートフォンにアプリを入れて、1000円のデジタル通貨をもらいました。職員がスマートフォンで品物のQRコードを写すと、子どもに必要な物を買うことができました。
職員は「使いやすかったです。でも、手続きのときに市から届くメールがうそではないとわかるようにする必要があると思いました」と話していました。