日本は今月24日のオーストラリア戦から先発メンバーを9人入れ替え、オーストラリア戦は途中出場で2点を挙げた三笘薫選手や20歳の久保建英選手などが入りました。
日本は前半、ベトナムにコーナーキックから先制点を奪われて0対1とリードされて折り返しました。
後半の立ち上がり、キャプテンの吉田麻也選手が味方のシュートのこぼれ球を押し込んで同点ゴールを挙げましたが、その後は得点を奪うことができず、1対1で引き分けました。
この試合はコロナ禍になって以降、国内で開催されるサッカー日本代表の試合としては初めて観客数の上限を設けずに行われ、4万4600人が訪れました。
今後に向けては「ますます競争が激しくなる。国内や世界で戦っている選手もこれからレベルを上げて、1つでも2つでもチームとして大きく強くなってまた皆さんの前でいいプレーができるように頑張りたい」と意気込みを語りました。 さらに吉田選手は「世界のほかの国では戦争で大変な思いをしている中、平和に大好きなサッカーをプレーすることができて心の底から感謝している。ただ、一日も早く戦争のない平和な世界を取り戻すことができることを心から願っている」と話したうえで、「世界で唯一の被爆国として、戦争の恐ろしさを理解している国として、日本人が声を大きくして訴えていかないといけない」と呼びかけていました。
ワールドカップ本大会に向けては「覚悟は常に持っている。ベスト16の壁をやぶって、目標のベスト8以上に行くため選手にも厳しい要求をしたい」と話していました。
そして「予選の10試合を通して苦しい中でサポーターの声援が大きな力になり、予選を突破することができた。ここから本大会でのベストエイトという目標に向かうためにもう1回、前進していかないといけない」と話していました。
ワールドカップ本大会に向けては「すべてが足りていないので、レベルアップして最後のゴールにつながるプレーをしないといけない。そこに向けてやっていく」と意気込みを語りました。
今後に向けては「練習も試合も必ず課題や自分に足りない部分がわかるので、毎日トライし続けていきたい。多くの観客に集まってもらえて力になるし、前のポジションで勝ってる姿や闘志を見せたかったが、悔しいので次に生かしたい」と話していました。
午後7時半すぎ、ベトナムのキックオフで始まりました。 <前半5分> 日本の三笘選手が左サイドをドリブルでかけあがり、中央の久保選手にパスを送りましたが、シュートは右にそれました。 <前半12分> 日本の柴崎選手がベトナムにボールを奪われ、クロスボールを送られましたが、クリアしました。 <前半14分> 日本は左サイドから三笘選手が中央にクロスボールを送りましたが、相手ディフェンダーがクリア。その後競り合いとなりましたが、最後は久保選手が相手を倒しファウルとなりました。 <前半17分> 日本は三笘選手がドリブルで抜け出し、右サイドの久保選手にパスをおくりました。最後は原口選手がミドルシュートを狙いましたが、枠をとらえられませんでした。 <前半20分> ベトナムの左コーナーキック。ファーサイドでグエン・タイン・ビンが頭であわせ、ベトナムが先制しました。
日本は久保選手からスルーパスを受けた旗手選手がシュートを狙いましたが、枠をとらえられませんでした。 <前半25分> 日本は三笘選手が左サイドからシュートを狙いましたが、ボールは大きくゴールをはずれました。 <前半26分> 日本は久保選手が右サイドからクロスボールをあげ、中央で旗手選手が頭で狙いましたが、決められませんでした。 <前半28分> 日本が右サイドから柴崎選手がフリーキック。中央で上田選手がヘディングで狙いましたが、シュートは右へそれました。 <前半30分> 日本は、柴崎選手がミドルシュートを打ちましたが、枠をとらえられませんでした。 <前半35分> 日本は柴崎選手のパスを受けた原口選手がシュートを打ちましたが、ボールはわずかに左にそれました。 <前半40分> 日本は三笘選手からパスを受けた上田選手がペナルティーエリア内でシュートを打ちましたが、相手ディフェンダーに阻まれました。 <前半45分> 日本はクロスボールにあわせ久保選手が頭で狙いましたが、ゴールキーパーに止められました。 <アディショナルタイムは1分> <前半終了> 日本は0対1でベトナムにリードされ前半を終えました。 【前半終了時のデータ】 ▽ボール保持率:日本67.7% ベトナム32.3% ▽シュート数:日本12 ベトナム1 ▽パスの数:日本350 ベトナム166
午後8時35分すぎ日本のキックオフで後半が始まりました。 日本は旗手選手に代わって伊東純也選手が途中出場しています。 <後半4分> 日本の柴崎選手にイエローカードが出されました。 <後半5分> 日本がコーナーキックを獲得。キッカーは久保選手。柴崎選手がダイレクトでシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに阻まれました。
日本は原口選手はシュート。ゴールキーパーがはじいたところに吉田選手がつめてゴールを決め、1対1の同点に追いつきました。
ベトナムが選手交代。グエン・コン・フォンに代わってハ・ドク・チン選手が入りました。 <後半14分> 日本は上田選手のパスを受けた伊東選手がシュートを打ちましたが、ボールはゴールを外れました。 <後半15分> 日本は久保選手が中央付近から強烈なシュートを打ちましたが、相手に阻まれました。 <後半16分> 日本が選手交代。久保選手に代わって南野拓実選手、柴崎選手に代わって田中碧選手、原口選手に代わって守田英正選手が入りました。 <後半18分> 日本は田中選手からパスを受けた三笘選手がシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに阻まれました。 <後半20分> 日本は田中選手がシュートを狙いましたが、ゴールキーパーの正面でした。 <後半21分> ベトナムが選手交代。グエン・トゥアン・アイン選手に代わってグエン・ドク・チエン選手が入りました。 <後半22分> 日本は伊東選手のクロスボールに上田選手が頭であわせましたが、枠をとらえられませんでした。 <後半25分> 日本はゴール前の混戦でこぼれたボールを田中選手がけりこんでボールはゴールを割りました。しかし、VARの結果、直前のプレーでファウルがあったと判定され、ゴールは認められませんでした。 <後半30分> ベトナムのフリーキック。ボールは直接ラインを割りました。 <後半32分> 日本の南野選手のシュートは相手のディフェンダーに当たって、コーナーキックに。
日本のコーナーキックからのプレー。谷口選手のヘディングシュートはゴールキーパーに阻まれました。そのはじいたボールを吉田選手がフリーで狙いましたが、シュートはわずかに右に外れました。 <後半43分> 日本は田中選手のパスを受けた上田選手がシュートを決めましたが、オフサイドの判定となりました。 <後半45分> ベトナムが選手交代。ゴールキーパーのチャン・グエン・マインに代わって、ダン・バン・ラム選手が入りました。 <後半アディショナルタイムは6分> <後半45分+> ベトナムのハ・ドク・チン選手にイエローカードが出されました。 <試合終了> 日本は1対1でベトナムと引き分けました。 【日本対ベトナム 試合データ】 ▽ボール保持率:日本72.5% ベトナム27.5% ▽シュート数:日本24 ベトナム1 ▽パスの数:日本713 ベトナム277
▽GK:川島永嗣 ▽DF:吉田麻也/谷口彰悟/山根視来/中山雄太 ▽MF:柴崎岳/原口元気/久保建英/旗手怜央/三笘薫 ▽FW:上田綺世 =SUB= ▽GK:権田修一/シュミット・ダニエル/谷晃生 ▽DF:植田直通/長友佑都/佐々木翔 ▽MF:南野拓実/守田英正/伊東純也/田中碧 ▽FW:林大地/浅野拓磨 【ベトナム】 ▽GK:チャン・グエン・マイン ▽DF:クエ・ゴック・ハイ/ブイ・ホアン・ベト・アイン/ホー・タン・タイ/グエン・タイン・ビン/ブー・バン・タイン ▽MF:ゾー・フン・ズン/グエン・トゥアン・アイン/グエン・クアン・ハイ▽FW:ファム・トゥアン・ハイ、グエン・コン・フォン =SUB= ▽GK:ブイ・タン・チュオン/ダン・バン・ラム ▽DF:ゾー・タイン・ティン ▽MF:グエン・ドク・チエン/リー・コン・ホアン・アイン ▽FW:ダオ・バン・ナム/グエン・バン・トアン/ハ・ドク・チン/アドリアーノ・シュミット
吉田 終了後セレモニーで平和を訴える
【監督・選手談話】
森保監督「目標のベスト8以上へ 選手にも厳しい要求を」
吉田「今後の試合に向けて課題が見えた」
三笘「ゴールにつながるプレーをしないといけない」
上田「毎日トライし続けていきたい」
試合経過
<先発メンバー>