本屋の店員が毎年、みんなにいちばん売りたい本を選んで「本屋大賞」を決めています。今年は、逢坂冬馬さんの本「同志少女よ、敵を撃て」に決まりました。
この本は、ソビエトとドイツの戦争で、ドイツの軍に母親を殺された女の子が、兵士になって戦う話です。逢坂さんは、差別などに苦しみながら死ぬかもしれない戦いの中で生きる女性たちを丁寧に書きました。
今ロシアがウクライナを攻撃しています。逢坂さんは「この本の中の女性だったら、きっと自分がしなければならないことをすると思います。私もとても悲しいですが、諦めないで平和のためにできることをします」と話しました。