ウクライナのシュミハリ
首相は、
アメリカのCBS
テレビが24
日放送した
インタビューのなかで「
差し押さえたロシアの
資産をいかにウクライナの
復興に
役立てるかが
重要だ」と
述べたうえで、ロシアの
軍事侵攻で
破壊されたインフラや
住宅の
復興費用について「すべてロシアによって
支払われるべきだ」という
考えを
示しました。
さらにシュミハリ首相は「ロシアのような核大国との戦闘に勝利することは不可能だと個人的には思う」と述べ、厳しい見方を示す一方で「この戦争は、ロシアの占領者がわれわれの領土から一掃されたときに終わるべきだ」と述べ、ロシア軍のウクライナからの完全な撤退が必要だという認識を示しました。
また、国連のグテーレス事務総長が今月26日にロシアでプーチン大統領と会談することについて、シュミハリ首相は「世界の多くの指導者や国際機関が交渉に臨んだが、ロシア政府とプーチン氏は交渉に興味がないようだ。彼らが興味があるのはウクライナ人に対するジェノサイドだ」と述べて、会談の成果に懐疑的な見方を示しました。
グテーレス事務総長のロシア訪問をめぐっては、アメリカのNBCテレビに出演したウクライナの大統領顧問も「モスクワを訪れてプーチン氏と話をする意図がわからない。成果は疑わしい」と述べて不快感を示しました。
ローマ教皇「平和望む人たちの声に耳を傾けて」
ローマ・カトリック
教会のフランシスコ
教皇は、ロシア
正教会やウクライナ
正教会の
復活祭にあたる24
日、バチカンのサンピエトロ
大聖堂で
スピーチを
行いました。
この中でフランシスコ教皇は、ウクライナの状況について「戦争が始まってからきょうで2か月になるが、戦いは終わるどころかより深刻さを増している」と述べました。
そして「すべてのキリスト教徒にとって最も神聖で厳粛なこの時期に、キリストの復活を告げる鐘の音よりも人を殺す武器の音が聞こえ、武器が言葉に取って代わってしまったのは悲しいことだ」と述べて戦闘の停止を求めました。
また、ローマ教皇は「政治指導者たちは、対立をエスカレートさせるのではなく、平和を望む人たちの声に耳を傾けてください」と訴えました。
ウクライナ大統領府顧問 復活祭にあわせ戦闘停止求める
ウクライナのポドリャク
大統領府顧問は24
日、キリストの
復活を
祝う復活祭を
迎えた
東部マリウポリの
状況について、ツイッターに
投稿しました。
この中で、ウクライナ側の部隊が拠点としてきたアゾフスターリ製鉄所のある地域について「復活祭の日を迎えたまさに今も、ロシア軍はアゾフスターリを攻撃し続けている。市民や部隊がいる場所が攻撃にさらされている」と投稿しました。
そのうえで「ロシア軍が、攻撃に向けて部隊と装備を増強している」と強調しました。
さらにポドリャク大統領府顧問は、復活祭にあわせての戦闘の停止や、市民を避難させるための人道回廊の即時設置などをロシア側に求めました。
ウクライナ大統領府長官「マリウポリは最も悲劇的で緊張状態」
ウクライナのイエルマク
大統領府長官はフランスの
メディアの
インタビューに
応じ、
東部の
要衝マリウポリについて「ウクライナで
最も
悲劇的で
緊張状態に
ある」と
指摘しました。
そのうえで「ロシアがマリウポリを掌握したという情報は事実ではない。彼らはまちにはいるが、ウクライナの英雄たちが立っている所は、私たちの兵士の管理下にある。マリウポリはウクライナのまちだ」と述べました。
さらに、ロシアに効果的に立ち向かうためには、重火器など武器が必要だとして、武器の供与と強い制裁を改めて国際社会に求めました。
国外の避難民518万人余りに
UNHCR=
国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシア
軍の
侵攻を
受けてウクライナから
国外に
避難した
人の
数は、23
日の
時点で518
万人余りとなっています。
主な避難先は、▽ポーランドがおよそ289万人、▽ルーマニアがおよそ77万人、▽ハンガリーがおよそ48万人、▽モルドバがおよそ43万人などとなっています。
また、21日の時点で、▽ロシアに避難した人は、およそ57万人となっています。
トルコ エルドアン大統領 「保証国」に前向きな考え示す
トルコ
大統領府は24
日、エルドアン
大統領がウクライナのゼレンスキー
大統領と
電話会談したと
明らかにしました。
発表によりますと、エルドアン大統領は、東部の要衝マリウポリの状況が日に日に悪化しているとして、住民やけが人の避難ルートの確保が必要だと訴え、トルコは、双方の停戦交渉にできるかぎりの支援をすると述べたということです。
そのうえで、ウクライナが提案する新たな集団的な安全保障の枠組みで、トルコがウクライナの安全を確保する「保証国」になることに前向きだという考え方を示したということです。
ロシアとウクライナの双方と黒海を挟んで隣り合うトルコは仲介役として、3月には両国の外相会談と停戦交渉を相次いでトルコで実現させてきました。
エルドアン大統領は近くプーチン大統領とも電話会談をするとしているほか、25日には、両国訪問を前にした国連のグテーレス事務総長とも首都アンカラで会談する予定で、事態打開に向けた仲介外交が続いています。
イギリス国防省「ドンバスでロシアの攻撃 幾度も退けた」
イギリス
国防省は24
日公表したウクライナでの
戦況の
分析で「ウクライナ
側はこの1
週間、ドンバス
地域の
戦線でロシアからの
攻撃を
幾度も
退けた」としたうえで、「ロシア
軍はいくつかの
地域を
支配下に
置いたものの、ウクライナ
側はすべての
方面で
強力に
抵抗していて、ロシア
軍に
深刻な
損害を
与えた」と
指摘しています。
ロシア軍が効果的に戦闘を進められていない理由については「兵士の士気の低下や、前回の攻勢のあとの部隊の再編成や装備の準備に十分な時間がとれていないことが原因とみられる」と分析しています。
歴史学者・磯田道史 「歴史は韻をふむ」!?
歴史学者の磯田道史さん。さまざまな危機に直面する時代にあって、現代の日本や世界に必要な歴史の英知を示し続けています。「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」と言う磯田さん。歴史番組「英雄たちの選択」の司会を共に担当した渡邊佐和子アナウンサーが、歴史学者に至る原点やそのことばをひもときました。
Source: NHK
May 4, 2024 08:05
山梨 同僚女性の遺体遺棄した疑い “動かなくなり遺棄”と供述
山梨県身延町の河川敷に同僚の女性の遺体を遺棄したとして逮捕された35歳の団体職員が「殴っているうちに動かなくなり遺棄した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。女性は、この職員につきまとわれているなどと勤務先に相談していたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
Source: NHK
May 3, 2024 15:05
障害者雇用 広がる代行事業 やりがいや成長は?報酬は?課題も
障害者の雇用率が先月引き上げられる中、企業に代わって障害者に働く場を提供する事業が拡大しています。障害者の働く場の確保につながる一方で、障害者の成長や自立につながっていないケースがあると指摘されていることから、厚生労働省は企業に対し雇用率の達成だけを目的とした安易な利用を行わないよう指導しています。
Source: NHK
May 1, 2024 20:05
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