日米が安保政策で会合日本の「反撃能力」保有などめぐり議論 - Easy News

日にち米べいの安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくについて議論ぎろんする会合かいごうがワシントンで開ひらかれ、自民党じみんとうが政府せいふに提言ていげんした、弾道だんどうミサイルなどに対処たいしょするための「反撃はんげき能力のうりょく」の保有ほゆうなどをめぐり意見いけんが交かわされました。

この会合かいごうは3日にち、アメリカのシンクタンク、CSIS＝戦略せんりゃく国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょで開ひらかれ、自民党じみんとうの安全あんぜん保障ほしょう調査ちょうさ会かいの会長かいちょうを務つとめる小野寺おのでら元もと防衛ぼうえい大臣だいじんやアメリカの専門せんもん家からが出席しゅっせきしました。

この中なかで小野寺おのでら氏しは「日本にっぽんを取り巻とりまく安全あんぜん保障ほしょう環境かんきょうは厳きびしさを増ましており、中国ちゅうごく、北朝鮮きたちょうせん、ロシアの軍事ぐんじ力りょくの強化きょうかは顕著けんちょだ」と指摘してきし、弾道だんどうミサイルなどに対処たいしょするための「反撃はんげき能力のうりょく」を保有ほゆうすることを党とうとして政府せいふに提言ていげんしたと説明せつめいしました。

そのうえで「敵てきの爆撃ばくげき機きや戦艦せんかんが近ちかづいてきて攻撃こうげきが行おこなわれる場合ばあいには相手あいての領域りょういきまで攻撃こうげきしなくてよかったが、今いまは北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんを行おこなうなど、相手あいての領土りょうどから直接ちょくせつ、攻撃こうげきされる可能かのう性せいがある」と述のべ、「反撃はんげき能力のうりょく」を保有ほゆうする必要ひつよう性せいを強調きょうちょうしました。

これに対にたいし、出席しゅっせき者しゃからは「『反撃はんげき能力のうりょく』は同盟どうめい関係かんけいにとって新あたらしいものであり、アメリカの多おおくの専門せんもん家かが日本にっぽんに必要ひつようだと言いうだろう。一方いっぽうで、日にち米べいの合同ごうどうの司令しれい部ぶがない中なか、どのように反撃はんげきを行おこなうのかなど疑問ぎもん点てんも多おおくある」といった指摘してきが出だされました。