具体ぐたい的てきには、高こう機動きどうロケット砲ほうシステム＝ハイマースに使つかわれる追加ついかのロケット弾だんや、砲弾ほうだん、それに、軍用ぐんよう車両しゃりょう125台だいなどが含ふくまれるということです。

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうによりますと、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、アメリカがウクライナに行いった軍事ぐんじ支援しえんは総額そうがくでおよそ179億おくドル、日本にっぽん円えんにしておよそ2兆ちょう6300億おく円えんに上のぼります。

また、国防こくぼう総省そうしょうは7月つきに供与きょうよを発表はっぴょうしていた防空ぼうくうミサイルシステム「ナサムス」2基きについて、来月らいげつ初旬しょじゅんにもウクライナ側がわに引き渡ひきわたすとの見通みとおしを明あきらかにしました。

国防こくぼう総省そうしょうは声明せいめいで「防空ぼうくう能力のうりょくはこれまでも、そしてこれからもウクライナへの支援しえんにおけるアメリカの優先ゆうせん事項じこうだ」としていて、ロシア軍ぐんがミサイルや自爆じばく型がたの無人むじん機きによる攻撃こうげきを行おこなう中なか、支援しえんを急いそぐ考かんがえを強調きょうちょうしました。

そして「ロシアは動員どういんされた人ひとたちを使つかってわれわれへの圧力あつりょくを高たかめようとしているが、彼かれらは準備じゅんびも装備そうびも不十分ふじゅうぶんだ。ロシアは近ちかいうちに、戦争せんそうに人ひとを送おくる必要ひつようがさらに出でてくるだろう」と述のべ、ロシアがさらなる動員どういんに踏み切ふみきる可能かのう性せいがあると指摘してきしました。

一方いっぽうで、ロシア軍ぐんが無人むじん機きを使用しようしている理由りゆうについて「ウクライナの防空ぼうくうシステムを消耗しょうもうさせようとしている。ロシア側がわは深夜しんや0時じから午前ごぜん2時じにかけて無人むじん機きを飛とばしていて、この時間じかん帯たいは高性能こうせいのうな兵器へいきでなければ撃墜げきついできない」と述のべ、ロシア軍ぐんが撃墜げきついの難むずかしい時間じかん帯たいに無人むじん機きを集中しゅうちゅう的てきに運用うんようし、ウクライナ軍ぐんの防空ぼうくう用ようの兵器へいきを消耗しょうもうさせようとしているという見方みかたを示しめしました。

ロシア軍ぐんによるウクライナ侵攻しんこう後ご、ロシアの世論せろん調査ちょうさ機関きかん「レバダセンター」は毎月まいつき下旬げじゅんに全国ぜんこくの1600人にん余あまりを対象たいしょうに、対面たいめん形式けいしきで調査ちょうさを行おこなっています。

27日にちに発表はっぴょうした調査ちょうさ結果けっかでは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうについて「強つよく懸念けねんしている」と答こたえた人ひとは58％と、ことし2月つきの侵攻しんこう後ご、最もっとも多おおくなりました。

また「軍事ぐんじ行動こうどうを続つづけるべきか和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべきか」という質問しつもんに対にたいして「必かならず和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべき」と「どちらかといえば始はじめるほうがよい」と答こたえた人ひとは合あわせて57％と過半数かはんすうに上のぼりました。

特とくに「必かならず和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべき」と答こたえた人ひとは26％と、先月せんげつより5ポイント増ふえていて、世代せだい別べつでは18歳さいから24歳さいまでが37％に上のぼり、軍事ぐんじ侵攻しんこうが長期ちょうき化かする中なか、若わかい世代せだいで外交がいこうによる解決かいけつを望のぞむ人ひとが多おおいことがうかがえます。

「レバダセンター」は、政権せいけんから「外国がいこくのスパイ」を意味いみする「外国がいこくの代理人だいりにん」に指定していされ、圧力あつりょくを受うけながらも、独自どくじの世論せろん調査ちょうさ活動かつどうや分析ぶんせきを続つづけています。