Báo tiếng Nhật: 防衛相 “北朝鮮から少なくとも2発弾道ミサイル” EEZ外落下か

浜田はまだ防衛ぼうえい大臣だいじんは、防衛ぼうえい省しょうで記者きしゃ団だんに対にたいし、北朝鮮きたちょうせんが2日にち午前ごぜん8時じ50分ふんごろ、東側ひがしがわの海岸かいがん付近ふきんから少すくなくとも2発はつの弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしたことを明あきらかにしました。

このうち

▽1発はつ目めは、東ひがし方向ほうこうに発射はっしゃされ、最高さいこう高度こうど150キロ程度ていどで150キロ程度ていど飛行ひこうし、

▽2発はつ目めは、南東なんとう方向ほうこうに発射はっしゃされ、最高さいこう高度こうど100キロ程度ていどで200キロ程度ていど飛行ひこうし、

いずれも日本にっぽんのEEZの外側そとがわに落下らっかしたと推定すいていされるということです。

弾道だんどうミサイルは、変則へんそく軌道きどうで飛行ひこうした可能かのう性せいがあるということです。

一方いっぽう、これまでのところ、航空こうくう機きや船舶せんぱくなどの被害ひがいの情報じょうほうは確認かくにんされていないとしています。

そして、浜田はまだ大臣だいじんは「ここ最近さいきんも立て続たてつづけに弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしており、　挑発ちょうはつを執しつようかつ一方いっぽう的てきにエスカレートしている。一連いちれんの北朝鮮きたちょうせんの行動こうどうはわが国わがくにや地域ちいき、国際こくさい社会しゃかいの平和へいわと安全あんぜんを脅おびやかすもので、断だんじて容認ようにんできない」と非難ひなんし、北朝鮮きたちょうせん側がわに対にたいし、北京ぺきんの大使館たいしかんルートを通をつうじて厳重げんじゅうに抗議こうぎしたことを明あきらかにしました。

防衛ぼうえい省しょう“北朝鮮きたちょうせん東岸とうがん付近ふきんから2発はつが発射はっしゃ”発表はっぴょう

防衛ぼうえい省しょうは、午前ごぜん8時じ50分ふんごろ北朝鮮きたちょうせん東岸とうがん付近ふきんから弾道だんどうミサイル少すくなくとも2発はつが東ひがしと南東なんとうの方向ほうこうにそれぞれ発射はっしゃされたと発表はっぴょうしました。

このうち1発はつ目めは最高さいこう高度こうどが150キロ程度ていど、飛行ひこう距離きょりはおよそ150キロで、2発はつ目めは最高さいこう高度こうどが100キロ程度ていど、飛行ひこう距離きょりはおよそ200キロと推定すいていされるということです。

2発はつはいずれも日本にっぽんのEEZ＝排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの外側そとがわに落下らっかしたとみられ、変則へんそく的てきな軌道きどうで飛行ひこうした可能かのう性せいがあるということです。

防衛ぼうえい省しょうが引き続ひきつづき情報じょうほうの詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。

北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃはことしに入はいって29回かい目め

防衛ぼうえい省しょうなどによりますと、北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルなどを発射はっしゃしたのはことしに入はいって29回かい目めです。

これまでに、1月つきに7回かい、2月つきに1回かい、3月つきに3回かい、4月つきに1回かい、5月つきに4回かい、6月つきに1回かい、8月つきに1回かい、9月つきに3回かい、10月つきに7回かい、それぞれ弾道だんどうミサイルなどの発射はっしゃを繰り返くりかえしています。

特とくに9月つき下旬げじゅんから先月せんげつにかけては合あわせて10回かいとこれまでにない頻度ひんどで相次あいついで発射はっしゃしています。

これまでの28回かいのうち、23回かいは弾道だんどうミサイルと推定すいていされもう1回かいも弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいが指摘してきされています。

残のこりの4回かいは長距離ちょうきょり巡航じゅんこうミサイルなどと推定すいていされています。

岸田きしだ首相しゅしょう「断だんじて容認ようにんすることはできない」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは午前ごぜん10時じ前まえ、総理そうり大臣だいじん官邸かんていに入はいる際さい、記者きしゃ団だんに対にたいし「先さきほど、北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルを発射はっしゃした。私わたしからは国民こくみんに対にたいする情報じょうほう提供ていきょう、安全あんぜんの確認かくにんなど指示しじを出だしている。これまでにない高たかい頻度ひんどでミサイルの発射はっしゃが繰り返くりかえされている。断だんじて容認ようにんすることはできないと考かんがえており、詳細しょうさいはこれから報告ほうこくを受うける」と述のべました。

その上うえで「朝鮮ちょうせん半島はんとうにおいて緊張きんちょうの高たかまりが見みてとれることから、早急そうきゅうに国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎを開催かいさいしたい。それ以上いじょうの詳細しょうさいは報告ほうこくを受うけてからだ」と述のべました。

岸田きしだ首相しゅしょう NSC開催かいさいの考かんがえ示しめす

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは総理そうり大臣だいじん官邸かんていに入はいる際さい、記者きしゃ団だんに対にたいし、北朝鮮きたちょうせんによる弾道だんどうミサイルの発射はっしゃを受うけて朝鮮ちょうせん半島はんとうの緊張きんちょうの高たかまりが見みてとれるとして、NSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの閣僚かくりょう会合かいごうを開催かいさいする考かんがえを示しめしました。

日本にっぽんに関係かんけいする船舶せんぱくへの被害ひがいの情報じょうほう今いまのところなし海保かいほ

北朝鮮きたちょうせんから弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいがある飛ひしょう体たいが発射はっしゃされたとみられることを受うけ、海上かいじょう保安庁ほあんちょうが日本にっぽん周辺しゅうへんの海域かいいきで被害ひがいなどの確認かくにんを進すすめていますが、これまでのところ日本にっぽんに関係かんけいする船舶せんぱくへの被害ひがいの情報じょうほうは入はいっていないということです。

海上かいじょう保安庁ほあんちょうは航行こうこう中ちゅうの船舶せんぱくに対にたいし、今後こんごの情報じょうほうに注意ちゅういするよう呼よびかけています。

“ウォンサン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3発はつを発射はっしゃ”韓国かんこく軍ぐん

韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶの発表はっぴょうによりますと、北朝鮮きたちょうせんは、2日にち午前ごぜん8時じ51分ふんごろ、東部とうぶのウォンサン（元山もとやま）付近ふきんから日本海にほんかいに向むけて短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3発はつを発射はっしゃしました。

このうち1発はつは、国連こくれん軍ぐんが設定せっていした海上かいじょうの境界きょうかい線せんであるNLL＝北方ほっぽう限界げんかい線せんを越こえて、韓国かんこく東部とうぶキョンサン（慶けい尚なお）北道ほくどうの沖合おきあいの日本海にほんかいにあるウルルン（鬱陵りょう）島とうの北西ほくせい167キロの公海こうかい上じょうに落下らっかしたということです。

このため韓国かんこく軍ぐんは、午前ごぜん8時じ55分ふんごろ、ウルルン島とうを中心ちゅうしんとする地域ちいきに空襲くうしゅう警報けいほうを発令はつれいし、テレビなどを通をつうじて地下ちかなどに退避たいひするよう呼よびかけました。

今回こんかいの発射はっしゃを受うけて、韓国かんこくのユン・ソンニョル（尹いん錫すず悦えつ）大統領だいとうりょうは、緊急きんきゅうのNSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎを開ひらくよう指示しじしました。

北朝鮮きたちょうせんは、ことしに入はいってから異例いれいの高たかい頻度ひんどで弾道だんどうミサイルなどの発射はっしゃを繰り返くりかえしていて、10月つき28日にちにも、短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつを日本海にほんかいに向むけて発射はっしゃしていました。

こうした中なか、韓国かんこく軍ぐんは、アメリカ軍ぐんとともに11月つき4日にちまでの日程にっていで空軍くうぐんによる大だい規模きぼ訓練くんれんを行おこなっているさなかで、訓練くんれんの中止ちゅうしを求もとめる談話だんわを相次あいついで発表はっぴょうしている北朝鮮きたちょうせんのさらなる挑発ちょうはつへの警戒けいかいを強つよめています。

外務省がいむしょう幹部かんぶ「米べい韓かんの共同きょうどう訓練くんれんへのけん制けんせいか」

外務省がいむしょう幹部かんぶは、午前ごぜん9時じすぎ、外務省がいむしょうで記者きしゃ団だんに対にたいし「現在げんざい、情報じょうほう収集しゅうしゅう中ちゅうだ。アメリカ軍ぐんと韓国かんこく軍ぐんがおとといから行おこなっている、大だい規模きぼな共同きょうどう訓練くんれんへのけん制けんせいだろう」と述のべました。

最近さいきんの北朝鮮きたちょうせんのミサイル発射はっしゃ

北朝鮮きたちょうせんは、過去かこにない異例いれいの頻度ひんどで弾道だんどうミサイルなどの発射はっしゃを繰り返くりかえしています。

10月つきも発射はっしゃが相次あいつぎ、▽1日にちにピョンヤン（平壌ぴょんやん）郊外こうがいのスナン（順安じゅんあん）付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつ、▽4日にちに北部ほくぶのチャガン（慈江こう）道みちムピョンリ（舞まい坪つぼ里さと）付近ふきんから日本にっぽんの上空じょうくうを通過つうかさせる形かたちで中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル1発はつを発射はっしゃしました。

▽続つづいて6日にちにピョンヤン郊外こうがいのサムソク（三さん石せき）付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつ、▽9日にちに東部とうぶのカンウォン（江原えばら）道みちムンチョン（文ぶん川がわ）付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつを発射はっしゃしました。

▽さらに12日にちに西部せいぶのピョンアン南道みなみどうケチョン（价川がわ）付近ふきんから巡航じゅんこうミサイル2発はつ、▽14日にちにピョンヤン郊外こうがいのスナン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル1発はつ、▽28日にちには、カンウォン道どうトンチョン（通かよい川がわ）付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつを発射はっしゃしていました。

北朝鮮きたちょうせんをめぐる動うごき

弾道だんどうミサイルなどの発射はっしゃを繰り返くりかえす北朝鮮きたちょうせんに対にたいし、日にち米べい韓かん3か国かこくは連携れんけいして抑止よくし力りょくの強化きょうかを進すすめています。

アメリカはことし9月つきに続つづいて10月つきも、原子力げんしりょく空母くうぼを日本海にほんかいに再ふたたび展開てんかいし、日本にっぽんや韓国かんこくとともに共同きょうどう訓練くんれんを行おこないました。

さらに10月つき17日にちから28日にちにかけて、韓国かんこく軍ぐんの定例ていれいの野外やがい機動きどう訓練くんれんが一部いちぶアメリカ軍ぐんも参加さんかして実施じっしされたほか、31日にちから11月つき4日にちまでは、最さい新鋭しんえいのステルス戦闘せんとう機きなどおよそ240機きを投入とうにゅうして米べい韓かん空軍くうぐんによる大だい規模きぼな共同きょうどう訓練くんれんが行おこなわれています。

一方いっぽう、北朝鮮きたちょうせんは、10月つき9日にちまでの15日間にちかん、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきの立ち会たちあいのもとで、軍ぐんの戦術せんじゅつ核かく運用うんよう部隊ぶたいの訓練くんれんを実施じっしし、弾道だんどうミサイルを7回かい発射はっしゃしました。

キム総そう書記しょきは「必要ひつような場合ばあい、すべての軍事ぐんじ的てきな対応たいおう措置そちを講こうじていく」と述のべていて、北朝鮮きたちょうせんは10月つき14日にち以降いこう、日本海にほんかいや朝鮮ちょうせん半島はんとう西側にしがわの黄海こうかいに向むけ、韓国かんこく側がわへの警告けいこくとして多数たすうの砲撃ほうげきを繰り返くりかえすなど、対決たいけつ姿勢しせいを強つよめていました。