横浜よこはま市しで4日にち夜よるに行おこなわれたおよそ1時間じかん半はんのショーは、出演しゅつえん者しゃが羽生はぶさんのみで、冒頭ぼうとうには、競技きょうぎ会かいさながらの6分間ふんかん練習れんしゅうの時間じかんが設もうけられるなど、随所ずいしょに羽生はぶさんのこだわりが見みられる演出えんしゅつとなりました。

満員まんいんの会場かいじょうに張り詰はりつめた雰囲気ふんいきが広ひろがる中なか、羽生はぶさんは、2018年ねんのピョンチャンオリンピックのフリーのプログラム、「SEIMEI」の曲きょくに合あわせて演技えんぎを披露ひろうし、3回かいのトリプルアクセルを入いれるなど、ショーならではのジャンプ構成こうせいや華麗かれいなステップで観客かんきゃくを魅了みりょうしました。

このあと、会場かいじょうに向むけて今回こんかいのショーを通をとおして「ここまでの道筋みちすじ、羽生はぶ結ゆい弦つるというドキュメントをリアルタイムで見みてもらいたい」と語かたった羽生はぶさんは、そのことばどおり幼少ようしょう期きの指導しどう者しゃである都築つづき章一郎しょういちろうさんが振り付ふりつけしたノービス時代じだいのプログラムや、2011年ねんの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの年としのフリーである「ロミオとジュリエット」の振り付ふりつけなどで、みずからの歩あゆみを表現ひょうげんしました。

さらに、羽生はぶさん自身じしんが初はじめてすべての振り付ふりつけを行おこなったというプログラムでは、氷上ひかみに投影とうえいしたプロジェクションマッピングと、自身じしんの滑すべりをコラボレーションさせるなど、新あらたな表現ひょうげんにも取り組とりくんでいました。

そして、競技きょうぎ会かいのエキシビションでも披露ひろうしてきた松任谷まつとうや由実ゆみさんの「春はるよ、来こい」。

ソチオリンピックのショートプログラムの「パリの散歩道さんぽみち」を演えんじてショーを締しめくくると、会場かいじょうは大おおきな拍手はくしゅに包つつまれました。

このアイスショーは、5日にちも横浜よこはま市しで行おこなわれるほか、来月らいげつは青森あおもり県けん八戸はちのへ市しでも行おこなわれます。