アメリカの
トランプ大統領は、
NAFTA=
北米自由貿易協定の
再交渉で、メキシコとの
合意に
続くカナダとの
間の
2国間の
協議で、
今月中に
合意する
可能性があるという
認識を
示しました。
ただ、
アメリカが
求める乳製品の
市場開放など課題は
山積していて、
合意に
至るのか
予断を
許さない
状況です。
NAFTAの
再交渉をめぐって、
アメリカの
トランプ政権は、
今月27
日にメキシコとの
2国間の
協議が
合意したことを
受けて、ワシントンでカナダとの
閣僚級の
協議を
続けています。
これについて、アメリカのトランプ大統領は29日、ホワイトハウスで、「カナダがメキシコとの合意に加わらないなら、別々の協定になるだろう。ただ、カナダとの協議はうまくいっていると思う」と述べ、目標としている今月中に合意する可能性があるという認識を示しました。
一方、カナダのトルドー首相も「今月中に合意に至る可能性はある」と述べ、国益を重視する考えを強調しながらも、合意への意欲を示しました。
ただ、両国の協議をめぐっては、アメリカがカナダが保護していると主張する乳製品の市場開放を求めるなど課題が山積していて、合意にこぎ着けることができるかどうか、予断を許さない状況です。