近藤さんは、1階の寝室で寝ていたところ、6日未明の地震で裏山が崩れるなどして自宅が倒壊したため、家具などに挟まれて逃げ出すことができなくなりました。
当時の状況について近藤さんは、「身動きが取れなくなり、もうダメだと思った。本当に心細かった」と話していて、死を覚悟したといいます。
こうした中、2軒隣りの住宅に母親と暮らす小路克長さん(41)らは、1人暮らしだった近藤さんを気にかけ、様子を確認しに行ったところ閉じ込められていることに気づいたということです。
小路さんらは、消防に救助を求めましたが、通報が殺到していてすぐに駆けつけられる状況ではないと言われたため、地域の人たちで近藤さんを救助することにしました。
小路さんたちは、持ち寄ったノコギリで住宅の壁を破って部屋の中に入り、地震発生からおよそ1時間半後に近藤さんを助け出したといいます。
小路さんは、「閉じ込められているときは、とにかく離れず『大丈夫だよ』と声をかけ続けました。助け出せたときは周り全員が本当によかったと喜びました」と話していました。
9日は近藤さんが避難している町内の体育館で、小路さんが近藤さんや長男の広輝さんに地震後初めて会い、当時の状況について説明をしました。
広輝さんは、「当初、連絡がつかなかったのでこんな状況になっているとは思わなかった。本当に感謝しかないです」と話していました。
近藤さんは、「過去にこのような地震を経験したことがなかったので、こんなにひどいことになるとは思わなかった。本当に周りの人たちのおかげで、早くもとの生活に戻りたいです」と話していました。
厚真町本郷地区で1人暮らしをしていた近藤光子さん(76)です。
近藤さんは、1階の寝室で寝ていたところ、6日未明の地震で裏山が崩れるなどして自宅が倒壊したため、家具などに挟まれて逃げ出すことができなくなりました。
当時の状況について近藤さんは、「身動きが取れなくなり、もうダメだと思った。本当に心細かった」と話していて、死を覚悟したといいます。
こうした中、2軒隣りの住宅に母親と暮らす小路克長さん(41)らは、1人暮らしだった近藤さんを気にかけ、様子を確認しに行ったところ閉じ込められていることに気づいたということです。
小路さんらは、消防に救助を求めましたが、通報が殺到していてすぐに駆けつけられる状況ではないと言われたため、地域の人たちで近藤さんを救助することにしました。
小路さんたちは、持ち寄ったノコギリで住宅の壁を破って部屋の中に入り、地震発生からおよそ1時間半後に近藤さんを助け出したといいます。
小路さんは、「閉じ込められているときは、とにかく離れず『大丈夫だよ』と声をかけ続けました。助け出せたときは周り全員が本当によかったと喜びました」と話していました。
9日は近藤さんが避難している町内の体育館で、小路さんが近藤さんや長男の広輝さんに地震後初めて会い、当時の状況について説明をしました。
広輝さんは、「当初、連絡がつかなかったのでこんな状況になっているとは思わなかった。本当に感謝しかないです」と話していました。
近藤さんは、「過去にこのような地震を経験したことがなかったので、こんなにひどいことになるとは思わなかった。本当に周りの人たちのおかげで、早くもとの生活に戻りたいです」と話していました。