北海道電力は、
地震のあと
停止したままとなっている
苫東厚真火力発電所について、
1号機の
損傷が
当初の
見立てよりも
大きくなかったことから、
早ければ18
日にも
再稼働させる
方向で
作業を
進めています。
地震のあとの
大規模停電の
原因となった
苫東厚真火力発電所は、ボイラーが
損傷する
などし、
復旧は、
1号機が
今月末以降、
2号機が
来月中旬以降、
4号機が11
月以降という
見通しが
示されていました。
北海道電力によりますとその後、点検を行った結果、1号機のボイラーの損傷は、当初の見立てよりも大きくなく、補修も順調に進んだということです。
このため北海道電力は、1号機を早ければ18日にも再稼働させる方向で作業を進めています。
北海道電力の電力の供給力は、先週末までに356万キロワット、緊急時には426万キロワットまで高めることができるようになっています。
出力が35万キロワットある1号機が予定どおり再稼働すれば、節電を前提とした電力需要の345万キロワットを上回り、供給力がより改善することになります。
北海道電力は、18日から数値目標を掲げずに節電を呼びかけることにしていますが、1号機が再稼働したあとの節電の呼びかけについては、改めて検討することにしています。