台風21
号の
影響で
大きな被害を
受けた
関西空港は
閉鎖されていた
第1ターミナルの
一部でも21
日から
運用が
再開され、
これで
空港の
機能は
ほぼ回復しました。
今月4日、
台風21
号で
大きな被害を
受けた
関西空港は
2つの
滑走路と
第2ターミナルに
続いて
これまで
一部が
閉鎖されていた
第1ターミナルでも
浸水した
電源設備などの
復旧が
終わり、21
日から
全面的に
運用が
再開されました。
再開したのは、ターミナル北側にある国際線の出発エリアなどで、搭乗手続きをするカウンターなどには利用客の列ができていました。
香港に向かう61歳の男性は「自分の乗る飛行機が飛ぶかどうか頻繁にニュースをチェックしていました。全面再開は観光など関西の経済にとってもよかったと思う」と話していました。
また、妻の見送りに来た55歳の男性は「連絡橋の交通規制でマイカーを使って空港に来られないのは、少し不便ですが、全面再開は思っていたより早く、よかったです」と話していました。
空港を運営する「関西エアポート」によりますと、21日運航される旅客便は国内線と国際線合わせて471便の予定で通常時の状況までほぼ回復したということです。
「関西エアポート」の山谷佳之社長は「再開を非常に喜ばしく思います。空港の一部はまだ復旧の途中ですが旅客のターミナルが従来通り利用できるようになったのは大きな一歩だ」と話していました。
一方、タンカーが衝突した空港の連絡橋は鉄道が運行を再開していますが、道路は損傷していない車線だけで通行が行われていて、国では来年5月の大型連休までの完全復旧を目指すとしています。