ロシア北極圏にあるリャホフスキー諸島で、完全なままの姿で保存されていた氷河期のホラアナグマの死骸が見つかりました。
ホラアナグマの死骸はトナカイの遊牧民が発見し、絶滅したマンモスやサイについて最先端の研究を行っているシベリア・ヤクーツクの北東連邦大学(NEFU)に引き渡しました。
同大の研究チームによると、ホラアナグマの化石はこれまで骨格しか出土しておらず、軟組織まで残る死骸がそのままの姿で見つかったのは今回が初めてでした。内蔵も全てそろって完全な状態で保存され、鼻までそのままの形で残っていました。
研究チームは「世界的に大きな重要性をもつ発見」と位置付けます。