アゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフで27日、アゼルバイジャン軍とこの地域を実効支配するアルメニア軍との間で大規模な戦闘が発生しました。
タス通信によりますと、両国ともに相手側が先に攻撃を開始したと主張していて、民間人を含む多数の死傷者が出ているということです。アルメニア政府は27日に戒厳令を発令し、この事態に対応するために国民を総動員すると発表しました。
一方のアゼルバイジャンも28日から戒厳令の導入を決めていて緊張が高まっています。ナゴルノカラバフを巡っては、領有権を主張する両国の間で30年以上にわたって紛争が続いていて、今年7月の戦闘でも双方に16人の死者が出ていました。