米紙ニューヨーク・タイムズは27日、トランプ大統領が2000年から15年間のうち10年間は収支が赤字だったとして、所得税を納めていなかったと報じました。
同紙が入手した過去20年以上の納税記録によると、トランプ氏が大統領選で当選した16年と就任当初の17年に納付した連邦所得税も、それぞれ750ドル(約7万9000円)にとどまっていました。
同氏は27日の記者会見でこの報道内容を否定し、連邦、州所得税をどちらも「たくさん払っている」と主張しました。
トランプ氏は前回大統領選の前も歴代候補の通例に反し、監査を理由に納税記録の公開を拒否。就任後も同じ主張を繰り返してきました。実際にはIRSの監査中でも、公開は禁じられていません。