WHO=
世界保健機関での
危機対応にあたる
責任者は、
これまでに
世界の
人口の
およそ1
割が
新型コロナウイルスに
感染し、いまだに
世界の
多くの
人たちは
感染のリスクにさらされているという
見方を
示しました。
これは、WHOで
危機対応を
統括するライアン
氏が5
日、スイスのジュネーブのWHO
本部で
始まった
執行理事会で
報告したものです。
この中でライアン氏は、「最新の推計によると、世界の人口のおよそ1割が新型コロナウイルスに感染した可能性がある。それはつまり、いまだに世界の多くの人たちは感染のリスクにさらされているということだ」と述べました。
そのうえでライアン氏は「パンデミックは続くが、感染を防止し、命を救うための手段はある。未来はわれわれの選択にかかっている」と述べ、引き続き手洗いや人との距離をとるなどの対策を続けるとともに、治療薬やワクチンの開発を加速させていく必要性を強調しました。
このほか、新型コロナウイルスがどのように広がったかを調べるため中国に送るとしている国際的な調査団について、ライアン氏は「参加する専門家の候補を世界各国から集め、リストはすでに中国当局に提出した」と述べましたが、具体的な名前や派遣の時期については発言しませんでした。