秋の味覚の王様「マツタケ」です。日本では、その多くを中国から輸入しています。ところが、今年は中国産マツタケの価格は上がっているそうです。理由を探るため、私たちが中国のマツタケの産地を取材すると、2つの原因が分かってきました。数百メートルある通りにびっしりとマツタケ業者が軒を連ねています。中朝国境の街、吉林省延吉です。なぜ価格が上がっているのでしょうか。今年は干ばつと台風の影響で中国東北部のマツタケの収穫量は例年の3分の1に減少しています。価格は50%上昇したそうです。もう一つの原因が中国国内での需要の高まりです。キムチなどの食材を買い求める人の他にマツタケを求める人の姿も見受けられました。