自由な
即興演奏で
知られ、
国内外で
活躍したトランペット
奏者の
近藤等則さんが、17
日夜、
亡くなりました。71
歳でした。
近藤さんは、
愛媛県今治市の
出身で、
大学在学時からトランペット
奏者として
ジャズグループで
活動し、
昭和53
年からは
アメリカで
演奏活動を
続けました。
その後、自身のバンドを日本で結成し、ロックやジャズなど幅広い音楽の要素を取り入れた演奏で高く評価され、ハービー・ハンコックさんや布袋寅泰さんなど国内外の著名なアーティストとも共演を重ねてきました。
平成5年からは、「地球を吹く」と題した、世界各地の自然の中で即興演奏を行うプロジェクトを始め、イスラエルのネゲブ砂漠やペルーのマチュピチュなどでの演奏はNHKの番組としても放送されました。
また、世界の平和をテーマにした音楽祭を広島県の厳島神社で開いたり、東日本大震災の翌年には奈良県の東大寺で震災で犠牲になった人たちの追悼のために作った曲をみずから演奏したりするなどしました。
家族によりますと、近藤さんは18日夜も大阪でライブイベントに出演する予定だったということですが、17日夜に亡くなったということです。
71歳でした。