リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのメダリストたちのパレードが
7日に
東京の
都心で
行われるのに
伴い、
警視庁は、
周辺で
大規模な
交通規制を
行うとともに、
不測の
事態に
備え、イベントとしては、
近年、
最大規模の
態勢で
警戒に
当たることにしています。リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでメダルを
獲得したおよそ
90人の
選手たちが、
7日の
午前11時からバスなどに
乗って、
銀座や
日本橋など
東京の
都心のおよそ
2.
5キロのコースをパレードします。
これに伴い、警視庁はコース周辺の幹線道路で大規模な交通規制を行うことにしています。
具体的には、スタート地点近くの「環二通り」の「愛宕一丁目」の交差点から「新橋四丁目」の交差点までが午前9時から午前11時25分まで、メインのコースとなる「中央通り」の「銀座八丁目」の交差点から「室町三丁目」の交差点までが午前9時から午後1時ごろまで、それぞれ車両が通行できなくなります。また、「晴海通り」「鍛冶橋通り」「八重洲通り」「永代通り」なども規制されます。
一方、テロなどの不測の事態に備え、コース周辺では、警備犬が不審物の捜索を行ったり、銃器対策部隊の「ERT=緊急時対応部隊」を待機させたりするということで、警視庁はイベントとしては、近年、最大規模の態勢で警戒に当たることにしています。
パレードが通る銀座では
メダリストたちのパレードが行われるのを前に、パレードの一行が通る銀座では、沿道の店が利用客と一緒に楽しむための準備をするなどさまざまな動きが出ています。
このうちパレードが通る沿道にある老舗のパンの店では、五輪にかけて5種類のパンを詰め合わせた通常より500円以上安い「パレードセット」を200セット販売することにしています。店の2階のカフェと3階のレストランには、ガラスごしにパレードが間近で見られる席があり、店では混雑を予想してパレードが始まる3時間前の7日朝8時から整理券を配ることにしています。
また、沿道の別のビルの6階にある美容室では、この店と系列店を利用したことのある客を対象に、パレードが行われる時間帯、店のフロアを開放することにしていて、ブログで交通規制や混雑に気をつけて早めに来るよう呼びかけています。
店長の木村崇之さんは4年前のパレードの盛り上がりも経験していて、今回は選手たちに感謝を伝えようと従業員と「感動をありがとう」と書かれた貼り紙も準備していました。木村さんは、体操で日本を団体金メダルに導き、個人総合でも2連覇した内村航平選手のファンだということで「自分の持っている技を決めきれる内村選手の姿に感動した。あすはお祝いのイベントなのでみんなで感謝の気持ちを伝えられれば」と話していました。