三重県伊賀市にあるウィッツ
青山学園高校をめぐる
国の
就学支援金の
不正受給事件で、
高校の
運営会社の
元監査役が、
就学の
実態がない
生徒などの
支援金およそ
250万円を
だまし取っていたとして
起訴されました。
関係者によりますと、
元監査役は
起訴された
内容を
認めているということです。
起訴されたのは、ウィッツ
青山学園高校を
運営する
株式会社の
元監査役、
馬場正彦被告(
56)です。
東京地検特捜部によりますと、馬場元監査役は、すでに別の高校を卒業して受給資格がなかったり就学の実態がなかったりする生徒など14人の就学支援金を三重県に申請し、およそ250万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。
関係者によりますと、元監査役は実質的に経営していた広域通信制課程のサポート校で、「勉強しなくても高卒資格が得られる」などといって生徒を勧誘し、リポートや試験を事務員に代筆させていたということです。
また生徒には奨学金を借りるよう勧め、その一部を「学習支援料」の名目でサポート校に支払わせていたということです。
関係者によりますと元監査役は起訴された内容を認め、「違法性への認識が甘かった」などと話しているということです。