2日未明、
愛知県岡崎市の
新東名高速道路の
上り
線で、
故障のため
道路脇に
止まっていた
観光バスにトラックが
追突し、
外にいたバスの
運転手2人が
側壁と
車体の
間に
挟まれて
死亡しました。
警察は、トラックの
運転手から
事情を
聴くなどして
事故の
原因を
調べています。
2日午前2時すぎ、
愛知県岡崎市の
新東名高速道路の
上り
線で、
故障のため
道路脇に
止まっていた
大型の
観光バスにトラックが
追突しました。
この事故で、いずれも観光バスの運転手で、故障した箇所を確認するため車の外に出ていた大谷秀雄さん(53)と染谷文彦さん(50)の2人が側壁と車体の間に体を挟まれました。2人は病院に運ばれましたがその後死亡が確認されました。また、バスの乗客の22歳の女性も軽いけがをしました。
バスを運行していた大阪・浪速区の「中央交通バス」によりますと、このバスは1日夜、27人の客を乗せて大阪市内を出発し、東京ディズニーシーなどに向かう途中で、ブレーキに不具合が起きたため停車していたということです。
警察は、過失運転致死傷の疑いでトラックの57歳の運転手から事情を聴くなどして事故の原因を調べています。
「突然大きな衝撃、車内はパニックに」
バスに乗っていた27人の乗客のうちけがをしなかった26人は愛知県豊田市内の中日本高速道路の施設に集められています。
このうち、会社の内定式に出席するため東京に向かっていた大阪豊中市の24歳の大学院生の男性は「事故の前、パーキングエリアだけでなく何度かバスが道路脇に止まったが、どうしてなのかは説明がなかった。事故が起きた時、私も含めてほとんどの人が寝ていたと思うが、突然、大きな衝撃があって後ろを振り向いて見るとバスの後部がつぶれていた。後ろに座っていた人はいなかったようだが、車内はパニックになっていた」と話しています。
バスの親会社の話
「中央交通バス」の親会社で大阪市にある「中央交通」の林俊一営業所長は、「けがをしたお客様と予定どおり現地に到着できなかったお客様にご迷惑をおかけしてしまった。1日の昼に点検整備したときには異常は見つからなかった。今後警察から話を聞くとともに、バスのドライブレコーダーを見て当時の詳しい状況を確認し、再発防止を徹底していきたい」と話しています。