豊洲市場をめぐる
一連の
問題を
審議する
都議会の
経済・
港湾委員会が
6日に
続いて
7日も
開かれ、
東京都が
公表した
内部調査の
報告書にある
市場の
建物の
地下に
空間を
設ける
案を
技術会議側が
提案したとする
記述について、
都は「
間違いだった」として
都側による
提案だったと
訂正しました。
都議会の
経済・
港湾委員会は
6日から
2日間の
日程で
開かれていて、
7日も
午後から
豊洲市場をめぐる
一連の
問題についての
審議が
続いています。
この中で、公明党の大松成議員は、都が先週公表した内部調査の報告書に記載された「平成20年12月の技術会議で、市場の建物の地下に空間を設ける案を技術会議が独自に提案した」とする記述について、「技術会議ではなく都側の提案だったのではないか」と指摘しました。これに対し、都の岸本良一中央卸売市場長は「指摘のとおりで、間違いだった。おわびしたい」と答弁し、記述は誤りで技術会議ではなく都側の提案だったと訂正ました。
自民党の清水孝治議員は「行政の不手際で市場関係者に多大な迷惑や損害を与えている」と指摘したうえで、築地市場の移転延期により1日におよそ700万円かかるとされている豊洲市場の運営コストの内訳を明らかにするよう求めました。これに対し、都の市場担当者は「見込み額を現在精査していて、最小限のコストになるように工夫する」と述べたうえで、内部の試算として1日当たり、警備や設備の保守・点検、樹木管理でおよそ360万円、電気や水道の光熱水費がおよそ340万円かかると説明しました。
委員会ではこのあと、豊洲市場の主要な建物の工事をめぐる入札の経緯などについて議論され、7日午後8時ごろまで審議が行われる見通しです。