LGBTの「カミングアウト」後押あとお東京とうきょうでイベント

Easy Japanese news
Oct 10, 2016 20:10
Furigana
どう性愛せいあいしゃせい同一どういつせい障害しょうがいひとなど「LGBT」とばれる性的せいてきマイノリティーのひとたちが、周囲しゅうい自分じぶんのことを打ち明うちあける「カミングアウト」を後押あとおししようというイベントが、いちぜろにち東京とうきょうひらかれました。東京とうきょう渋谷しぶやひらかれたこのイベントには、「LGBT」のひとやさまざまな障害しょうがいがあるひとなどがあつまりました。イベントでは、主催しゅさいしたNPOえぬぴ-お-代表だいひょうでみずからもどう性愛せいあいしゃ網谷あみたに勇気ゆうきさん(さんはち)が両親りょうしん対談たいだんしました。

このなか網谷あみたにさんは、さいのときに両親りょうしん自分じぶんどう性愛せいあいしゃであることを打ち明うちあけたことについて、「それまで異性いせいきだとよそおいうそをついてきてきたので、自由じゆうきていくためへのステップだった」とはなしました。

これに対にたいして、父親ちちおやは「本人ほんにんくるしんでいたことに気付きづいていたので、ってくれてよかった」と当時とうじ振り返ふりかえりました。

また、母親ははおやも「家族かぞくこわれるわけではないのでいちかいはなしてわりではなく、なんつたえていくことが重要じゅうようだとおもう」とはなしました。

網谷あみたにさんは「こうしたイベントを通をつうじて、大切たいせつひと自分じぶんのことをつたえる意味いみかんがえてほしいし、カミングアウトをされるがわにもこころ準備じゅんびのためのきっかけになればいいとおもいます」とはなしていました。

どう性愛せいあいしゃ男性だんせい

イベントを主催しゅさいしたNPOえぬぴ-お-代表だいひょう網谷あみたに勇気ゆうきさん(さんはち)は、自分じぶんどう性愛せいあいしゃだということを周囲しゅういかくさずに生活せいかつしています。

異性いせいきになることに違和感いわかんかんじるようになったのは中学生ちゅうがくせいころからでした。しかし、それをかくして友達ともだちにうそをついていることにくるしみや孤独こどくかんじ、「にたい」とおもうこともあったということです。

高校こうこうねんになっておさななじみの親友しんゆう男性だんせいにうそをつきつづけたくないとかんがえ、はじめて自分じぶんどう性愛せいあいしゃだと打ち明うちあけました。

網谷あみたにさんがいたノートには「ぼくきみらとちがうんだよ。ぼくきみらと気持きもちをかちあえないよ。気持きもわるいだろ。みんなとおなじがいいよ」などと当時とうじくるしいむねのうちがしるされています。

しかし、親友しんゆう打ち明うちあけたことによってくるしみがうすれただけでなく、よりふか信頼しんらい関係かんけいきづけるようになり、さいときには両親りょうしんにもつたえました。

網谷あみたにさんは本当ほんとう自分じぶんつたえることであらたな関係かんけいきづければ、自分じぶんらしくきていけるとかんがえ、ねんまえからは、周囲しゅうい打ち明うちあける「カミングアウト」を後押あとおしするNPOえぬぴ-お-代表だいひょうとして活動かつどうをしています。

網谷あみたにさんは「いちにんっただけで恐怖きょうふしんって、ぬかカミングアウトするかという究極きゅうきょく選択せんたくはなくなりました。カミングアウトには『あなたが大切たいせつだからいてほしい』という気持きもちがめられているので、そのメッセージを受け止うけとめるひとたちがおおくいると安心あんしんしてきていけるひとえるとおもいます」とはなしています。

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