法務省は、テロリストなどの
入国を
防ごうと、
外国人の
入国審査の
際に
撮影した
顔写真と、テロリストなどの
写真を
自動的に
照合する
新たな
仕組みを、
週明けから
導入することになりました。
日本人7人が
犠牲になった、ことし
7月のバングラデシュの
人質事件など、
海外で
日本人も
犠牲になるテロ
事件が
起きるなか、
政府は、
国内でテロが
起きるのを
未然に
防ごうと、
水際での
対策の
強化を
進めています。
法務省入国管理局は、こうした対策の一環として、外国人の入国審査の際に撮影した顔写真と、海外の関係機関などから集めたテロリストの写真を自動的に照合し、一致点が多い場合には専門的な知識を持った職員が立ち会って同一人物かどうか判定する仕組みを、来週17日から各地の空港や港で導入することになりました。
法務省によりますと、これまでの入国審査では、主に名前と指紋について、テロリストとの照合作業を行ってきましたが、偽名の場合は分からないうえ、テロリストなどの指紋を集めるのは困難なため、新たに顔写真で照合する仕組みを導入することで実効性を高めたい考えです。