金沢市に
本社のある
北國新聞社の
取締役が、
法律で
規制されている「RUSH」と
呼ばれる
危険ドラッグを
密輸したとして、
医薬品医療機器法違反などの
疑いで
逮捕されました。
逮捕されたのは、
北國新聞社の
取締役で、
金沢ケーブルテレビネット
社長の
嵯峨元容疑者(
60)です。
警察の調べによりますと、嵯峨取締役は去年11月、法律で規制されている指定薬物を含んだ「RUSH」と呼ばれる液体の危険ドラッグが入った小瓶、合わせて12本を2回に分けて航空郵便でアメリカから密輸したとして、医薬品医療機器法違反などの疑いが持たれています。
横浜税関の職員が郵便物の中から小瓶が入った不審な箱を見つけ、その後の調べで、液体に指定薬物が含まれていることがわかったということです。
郵便物の送り先が嵯峨取締役の自宅などだったことから、連絡を受けた警察が捜査を進めていました。
警察によりますと、嵯峨取締役は調べに対し、「日本に密輸したことは間違いない」などと容疑を認めているということです。
警察はインターネットで危険ドラッグを購入したと見て、詳しい入手ルートを調べています。
北國新聞社は「当社の取締役が逮捕されたことは誠に遺憾です。捜査の状況を見ながら厳正に対処します」とコメントしています。