宮城県と
山形県にまたがる
蔵王山で、
19日夜、
火山性微動が
観測されました。
微動が
観測されたのは
先月25日以来で、
仙台管区気象台は「
微動の
継続時間は
比較的短く、
火山活動が
活発化する
兆候は
認められない」としたうえで、
今後の
活動に
注意するよう
呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、
19日午後9時28分ごろ、
蔵王山の
火口湖の
御釜の
南西およそ
5キロにある
坊平観測点で、
地下の
熱水や
火山ガスの
動きを
示すと
考えられる
火山性微動が
観測されました。
微動の
継続時間はおよそ
1分55秒とこれまでに
観測されたものに
比べて
短く、
振幅も
小さいということです。
蔵王山で、火山性微動が観測されたのは先月25日以来で、19日午前7時前には火山性地震も1回観測されました。山の傾きや膨張など地盤の変動のデータには大きな変化はないということです。
仙台管区気象台は「今のところ、火山活動が活発化する兆候は認められない」としたうえで、今後の活動に注意するよう呼びかけています。