日本原子力研究開発機構によりますと、
岡山県と
鳥取県の
県境で、
震度5強の
揺れを
観測した
岡山県鏡野町にある
元のウラン
加工施設、「
人形峠環境技術センター」は、
一時、
外部からの
電源が
失われ、
非常用の
発電機で
電気をまかなっていましたが、
その後、
外部からの
電源が
復旧したということです。この
施設では、
核燃料の
原料となるウランを
濃縮する
技術の
研究開発が
行われていましたが、
平成13年までに
運転を
終え、
現在は、
設備に
残ったウランを
取り除くなど
解体技術の
研究が
行われています。
これまでのところ施設に異常はなく、空調機器が正常に働いているため、放射性物質を施設内に閉じ込めることができているほか、施設の周辺の放射線量を観測するモニタリングポストの値にも変化はないということです。