大阪・
堺市に
住民票がある
4歳の
男の子が
所在不明になり、
両親が
児童手当を
不正に
受け取ったとして
逮捕された
事件で、
両親は、
市の
職員の
訪問を
控えた
去年の
大みそかに、
大阪・
松原市から
引っ越していたことが
関係者への
取材でわかりました。
警察は、
発覚を
恐れて
転居した
疑いがあると
見て
調べています。
両親は
男の子の
所在について、「
今は
言えません」などと
話しているということです。
所在がわからなくなっているのは、
堺市北区に
住民票がある
梶本樹李ちゃん(
4)です。
警察は、父親の梶本卓容疑者(35)と母親の千穂容疑者(32)が養育の実態がないのに児童手当およそ36万円を不正に受け取っていたとして、詐欺の疑いで逮捕しました。
樹李ちゃんは3年前、当時住んでいた松原市で姿が確認されています。松原市は、樹李ちゃんの定期健診を両親がたびたび拒否したことから、去年の暮れに近く職員が訪問すると伝えたところ、両親は去年の12月31日に急に堺市に引っ越したことが関係者への取材でわかりました。
警察は、樹李ちゃんと同居していないことが発覚するのをおそれて転居した疑いがあると見て調べています。
警察によりますと、両親は樹李ちゃんの所在について「今は言えません」などと話し、詐欺の容疑については否認しているということです。