京都府京田辺市の
市議会議員が、ことし
2月、
山口組系の
暴力団幹部の
男が
女性を
呼び出して
金を
要求した
場に
同席していたことがわかり、
警察は、
議員に対し、
今後こうした
行為をやめるよう、
暴力団対策法に
基づく
中止命令を
出しました。
現職の
議員に
中止命令が
出るのは
異例です。
暴力団対策法に
基づく
中止命令が
出されたのは、
京田辺市の
奥村良太市議会議員(
40)です。
捜査関係者によりますと、奥村議員はことし2月、知り合いの山口組系の暴力団幹部の男(47)が、40代の女性を呼び出して金を要求した場に同席していたということです。その際、暴力団幹部は「これまで世話をしてきた金を返せ」などと女性を脅し、奥村議員は「さっさと金を納めたらいい」などと発言したということです。暴力団幹部は、その後、脅迫の罪で起訴されました。
警察は、こうした要求行為などに同調するのはやめるよう、27日、奥村議員に対し、暴力団対策法に基づく中止命令を出しました。警察によりますと、現職の議員に中止命令が出されるのは異例のことです。
奥村議員は、平成19年の市議会議員選挙で初当選し現在、3期目ですが、マンションの解体工事を無許可で請け負った建設業法違反の罪でき27日、裁判所から罰金の略式命令を受けています。