地震の
揺れを
体験できる
都内の
防災体験施設に、このところ
多くの
外国人が
訪れていて、
東京消防庁は、
施設の
活用や
出前講座など
を通じて、
日本に
滞在する
外国人の
防災意識を
高めていきたいとしています。
東京・
豊島区にある
池袋防災館は、
地震の
揺れの
体験や
応急手当を
学ぶことができる
防災体験施設で、
運営する
東京消防庁によりますと、インターネット
上の
口コミなどで
海外にも
知名度が
高まり、
去年は
来館者の
4人に
1人が
外国人だったということです。
31日も、日本語学校に通う生徒13人が訪れ、東日本大震災の当時の状況を映像を見て学んだり、震度7の揺れを体験したりしていました。
参加したブラジル人の男性は「母国では地震の経験がないので本当に怖いと思いました。身を守るためにどうすればいいのか考えないといけないですね」と話していました。
東京消防庁が、ことし7月に、日本を訪れた外国人1800人余りを対象に行った調査では、7割以上の人が災害への事前準備や情報収集をしていないと回答した一方で、6割以上の人が防災訓練や勉強会に参加したいと答えています。
ことし日本を訪れた外国人旅行者が2000万人を超えるなど、国内に滞在する外国人が増える中、東京消防庁では、施設の活用や出前講座などを通じて、外国人の防災意識を高めていきたいとしています。