青森県でいじめを
苦に
自殺したと
見られる
女子中学生の
遺族などが、
4日、
文部科学省を
訪れ、
深刻ないじめが
起きた
場合に
学校が
速やかに
調査することや
遺族と
情報を
共有することなどを
要望しました。
4日は、いじめの
被害者や
遺族を
支援している
NPO法人「ジェントルハートプロジェクト」のメンバーと、ことし
8月、いじめを
苦に
自殺したと
見られる
青森県の
中学2年生葛西りまさんの
父親の
剛さんが
文部科学省を
訪れ、
担当者に
要望書を
手渡しました。
要望書では、深刻ないじめが起きた場合、学校は発生してから3日以内に児童生徒にアンケート調査を行うことや、調査の内容について遺族と共有することなどを求めています。
このあと、父親の剛さんが記者会見しました。りまさんは地元の夏祭りに参加した10日後に「もういじめはしないでください」などとスマートフォンに記して、自殺しました。剛さんは学校で全校生徒を対象に行われたアンケート調査の結果が一部しか開示されていないと述べたうえで、「当事者の遺族に何も情報が入らず、日々つらく、不安な日々を過ごしています。とにかくいじめをなくしてほしいことと、何でもいいから事実を知りたいという気持ちです」と話していました。
NPO法人の小森美登里さんは「調査のしかたや情報共有はまだまだ不十分な点が多すぎる。子どもの命を守るため対応を徹底してほしい」と話していました。