日本新闻: 損保業界メガネ型端末活用で被害調査を迅速化

損保そんぽ業界ぎょうかいメガネ型がた端末たんまつ活用かつようで被害ひがい調査ちょうさを迅速じんそく化か

Nov 7, 2016 04:11

Furigana

災害さいがいや事故じこの現場げんばで、離はなれた場所ばしょに映像えいぞうを送おくれるカメラがついたメガネ型がたの端末たんまつを活用かつようして、被害ひがいの調査ちょうさや保険ほけん金きんの支払しはらいを早はやめようという動うごきが広ひろがり始はじめています。損害そんがい保険ほけん大手おおての損害そんがい保険ほけんジャパン日本にっぽん興亜こうあは、災害さいがいで被害ひがいを受うけた住宅じゅうたくや家財かざい道具どうぐの調査ちょうさに、カメラがついたメガネ型がたの端末たんまつを先月せんげつ導入どうにゅうしました。損害そんがいの査定さていに詳くわしい社員しゃいんが、メガネ型がたの端末たんまつを着つけた現場げんばの担当たんとう者しゃに重点じゅうてん的てきに撮影さつえいする場所ばしょなどを指示しじして、この映像えいぞうを基もとに損害そんがい額がくを算出さんしゅつする仕組しくみです。これによって査定さていや書類しょるいの作成さくせいなどの作業さぎょうを早はやめ、２に週間しゅうかんから３さん週間しゅうかんほどかかっている保険ほけん金きんの支払しはらいまでの期間きかんを、２に日にち程度ていど、短縮たんしゅくすることを目指めざしています。

会社かいしゃでは「１いち日にちでも早はやく保険ほけん金きんを支払しはらえば、お客おきゃくさまにメリットを感かんじてもらえ、会社かいしゃにとっても、業務ぎょうむの効率こうりつ化かと水準すいじゅんの維持いじが可能かのうになる」と話はなしています。

一方いっぽう、三井みつい住友すみとも海上かいじょうは、事故じこや災害さいがいで被害ひがいを受うけた貨物かもつ船せんの積み荷つみにや海外かいがいの工場こうじょうなどの損害そんがいを査定さていする際さいに、メガネ型がたの端末たんまつで映像えいぞうを送おくり、保険ほけん金きんの支払しはらいを早はやくできるようにしています。このほか、自動車じどうしゃ事故じこの現場げんば調査ちょうさに小型こがたの無人むじん機き、ドローンを導入どうにゅうするなど、損害そんがい保険ほけん業界ぎょうかいでは、最新さいしんのＩＴ技術ぎじゅつで作業さぎょうを効率こうりつ化かしたり、保険ほけん金きんの支払しはらいを早はやめたりしようという動うごきが広ひろがり始はじめています。