8日朝に
福岡市の
JR博多駅前で
発生した
大規模な
陥没を
受けて、
国土交通省九州運輸局は
8日夜、
現場で
地下鉄工事を
行っていた
福岡市交通局に
立ち入り
検査に
入りました。
福岡市中央区にある
福岡市交通局には、
8日午後11時半ごろ、
国土交通省の
担当者が
到着し、
建物に
入りました。
JR博多駅前では8日朝に道路が大規模に陥没し、福岡市は市営地下鉄の延伸工事が原因だとしています。
このため国土交通省九州運輸局は、福岡市交通局に立ち入り検査を行って、トンネル内部の補強や排水が適切に行われていたかなど、工事の詳しい状況を調べることにしています。
また、市営地下鉄の建設工事では、おととし10月にも福岡市博多区で、付近の道路が陥没する事故が起きていることから、その後、再発防止の対策が十分に取られたのかどうかについても確認することにしています。
立ち入り検査に先立って、8日午後9時、九州運輸局の佐々木良局長は、市民生活に多大な支障を生じさせたことは遺憾だなどとして、福岡市交通局の阿部亨局長に対し、原因を徹底的に究明し2度と同じようなことを起こさないよう文書で警告しました。