先月、
点滴の
袋に
穴が
開けられているのが
見つかった
北九州市にある
大学病院で、ちょうど
1か月後の
20日、また
点滴の
袋に
穴が
開いているのが
見つかり、
警察は、
器物損壊の
疑いで
捜査するとともに、
前回の
事件との
関連を
調べています。
20日正午すぎ、
北九州市八幡西区にある
産業医科大学病院の
9階の
消化管内科などがある
病棟で、ナースステーションにあった
21日に
使う
予定の
点滴の
袋1つに
穴が
開いているのを、
点検していた
看護師が
見つけました。
同じ9階の病棟では、ちょうど1か月前の先月20日にも、患者に投与されていた点滴1つと未使用の点滴2つに針のようなもので穴が開けられているのが見つかり、異物の混入はありませんでしたが、警察が捜査を進めていました。警察によりますと、20日と先月のどちらのときにも患者への影響などはなかったということです。
病院では、先月の事件を受けて9階に防犯カメラを設置していましたが、20日は施設の保守点検のため作動していなかったということです。20日に見つかった穴も針のようなもので開けられていたということで、警察は、内部の事情に詳しい人物が穴を開けたと見て器物損壊の疑いで捜査するとともに、前回の事件との関連を調べています。
産業医科大学病院は「再発防止に全力を尽くしてきたが、多くの皆様にご迷惑とご心配をかけ心よりおわび申し上げます。引き続き安全対策に基づいて運営していきます」とコメントしています。